指輪記事

子供の視点

先日、何気ない日常の中で、子供からふと言われた質問がおもしろかったんです。それは「ねえ、どうしてお母さんはお洒落が大好きなのに、結婚指輪をそんなに地味なものにしたの?」という質問でした。何だかその視点が妙に本髄をついているようでもあるし、素直な疑問という点では可愛らしいし・・・思わず吹き出してしまったのですが、確かに、私の結婚指輪はシンプルな一連のもので、デザインというデザインも無く、両サイドにラインがあるくらいのものです。

結婚指輪の素材はプラチナで色はツヤ消しシルバーですから、本当に目立たないものです。理由は、ファッションが大好きで、結構個性的な服を着たりもするので、ただただ目立たない結婚指輪いいな、他のファッションの邪魔にならないような結婚指輪がいいなと思ったので、その結婚指輪にしたのでした。

けれども、小学生にもなってファッションにも興味が出てきたお年頃の子供からしたら、「もっと個性的な・・・例えばバラの花とかがついているような結婚指輪とか、クローバーの形している結婚指輪とかっていう、いかにも!!っていう結婚指輪を選んだら良かったのに!」という、意見だったのでした。理由もちゃんとあって、「結婚指輪って、たった一つのものだし、結婚っていうハッピーな時なんだから、ハッピーを連想させるような結婚指輪にしたらよかったのに。」ということでした。

あまり覚えていませんが、私も子供の頃に、結婚指輪とか婚約指輪とかっていうのには、すごく夢を見ていて、大きな白いお城に白馬に乗った王子様とお姫様を、連想するような心地だったような気がします。それが、こんなにも地味で目立たないものを結婚指輪として選ぶなんて、確かにあの幼少期には思ってもいなかったことなのかもしれません。

もちろん、この自分の控え目で目立たない結婚指輪も、とても気に入っているのです。その前に出過ぎることもなく主張しない感じの結婚指輪が、いかにも夫婦になる2人の愛を永遠に誓うという結婚指輪に相応しいような気もするし、この控えめさが、かっこよくさえ思っていたりもします。何分、子供には説明しきれない大人の思いがそこにあるような気もしました。

結婚指輪を選ぶ時には、ここまで深く考えてのことではなくて、「まあ、普段も外すことはないだろうから・・・。」という気持ちが大きく、結局選んだものがこの結婚指輪だったのですが、ずっと付けていると愛着もわくものなんですよね。子供には上手く答えられず、笑い話にして終わってしまったのですが、子供もじぶんが結婚するっていう時に、結婚指輪について色々思いを巡らすのだろうなと思うと、それもまた楽しみです。

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